平和と和解の研究センター 渡辺治講演会がオンラインで聞けます


レクチャー・シリーズ第5回は、「平和と和解の研究センター」の共同推進メンバーの渡辺治教授による講演でした。


この講演の模様を「平和と和解の研究センター」は下記ウェッブサイト上で公開しました。どうぞお聞き下さい。


 http://cspr.soc.hit-u.ac.jp/audio-ja/japanese/Watanabe2007-10-05-1.mp3/view

Size: 71.5 MB File
type: MP3 (audio/mpeg)
Bit rate: 96 Kbps
Frequency: 44 Khz
Track length: 01:42:18 (hh:mm:ss)


レクチャーに向けた渡辺治さんからのメッセージです。 私は、戦後の日本の国家のあり方に大きな影響を与え、また平和意識、平和運動の独特の形成展開にも影響を与えている憲法、とりわけ9条の成立、その改正をめぐる歴史的過程を勉強してきました。とくに1990年代に入って以降の改憲の動き、それをめぐる政治過程に危機感を持ち改憲反対のためにできることをやっています。また、戦後日本の平和意識や「小国主義」政治に刻印を捺した戦後平和運動、護憲運動の独特のあり方、その長所と限界にも関心があり勉強しています。このレクチャーでは、「憲法9条の改正で日本とアジアは平和になるのか?」というタイトルで、現在政治課題として浮上している改憲論の言説を取り上げて、それを批判的に検討し、9条改憲の真のネライを明らかにしたうえで、9条のもつ意味を改めて検討してみたいと思います。