中間選挙はじまる 予想通り共和党追い上げ

中間選挙の投票が始まりました。 予想通り、共和党が終盤に追い上げたとの報道が相次いでいます。 ワシントン・ポストの激戦区分析(激戦区分析サイト)でも最後の一日になって、下院選挙区で共和党優勢区が一気に増えました。こういうのってどうなんでしょう。 ニューヨーク・タイムズも事前の予想よりも共和党が追い上げたために、たとえ民主党が勝っても大勝にならなければ勝利感が沸かないだろうとの記事(リンク)や、民主党が優勢だと油断していた選挙区が共和党に奪われる恐れがあるとの予想(リンク)が出ています。 民主党優勢のアナウンス効果で民主党支持者が投票に行かなくなるという面も確かにあるわけですから、これらの報道は民主党支持者の引き締めにつながるという見方もできるし、一方で、これまでの共和党不利の報道がどれくらいデータにもとづいていたのかと勘ぐりたくもなります。 すでに指摘したことがあるように、共和党はこの12年間に築いてきたシステムというものがあります。各州レベル・各カウンティレベルで積み上げてきた、共和党を実際の世論調査の支持率よりも高い得票率を実現させるシステムです。合法のものもあり、ギリギリのものもあるでしょう。2000年、2004年選挙では、民主党支持層の多い地域の投票施設が貧弱で、有権者をさばききれずに民主党が大量に票を失ったことも問題になりました。 投票日が本当の勝負どころになるというのは、アメリカでは一層真実でもあります。今日(火曜日)一日、全米でボランティアの若者たちが、戸別訪問をして投票を呼びかけています。彼らによる票の掘り起こしが結果に結びついてゆくのですから、これはまさに力と力のぶつかり合いということになるでしょう。 電子投票不正問題が今回どう出るかも含め、興味は尽きません。  

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