丹波マンガン館の7300日

東アジア近現代通史第2巻/日露戦争と韓国併合

東アジア近現代通史第2巻/日露戦争と韓国併合

(岩波書店紹介ページより)日露戦争における日本の勝利は「アジアの勝利」としてアジア諸民族に衝撃を与えたが,他ならぬ日本の韓国併合によって,東アジアの帝国主義分割は完成された.列強の膨張政策に加えアメリカも東アジア国際政治の舞台に参入し,既存の秩序や覇権,社会意識が大きく変容した.世紀転換期の激動に新たな光をあてる. 久しぶりの本業復帰?で、下記タイトルの論文を書かせていただきました。編集委員も務めさせていただいております。

プレシャス Precious キネマ旬報2010年5月上旬号40-41頁掲載

『キネマ旬報』2010年5月上旬号に掲載させていただいた原稿を、若干の加除訂正およびウェブ・リンクなどの参考情報を付して公開させていただきます。執筆の機会をいただいた『キネマ旬報』に感謝申し上げます。 キネマ旬報2010年5月上旬号40-41頁掲載 蜘蛛の糸をつかむ「強い個人」たれ、というメッセージに思う事々

ゲイ権利運動とアメリカ政治─クロゼット・カミングアウト・アウティング─

ゲイ権利運動とアメリカ政治─クロゼット・カミングアウト・アウティング─

またまたなぜ私が?と思われるかもしれませんが、「現代アメリカ社会においてセクシュアリティが政治化するのはなぜか」という問いを中心に、ゲイ権利運動について論文を執筆する機会をいただきました。 <本文から> エスニシティや性別におけるマイノリティとしての人種・民族集団や女性とは異なり、ゲイは、そのセクシュアリティを内面において自覚した時点でそのことは他者に知られておらず、またそれを秘匿することがひとまず可能であり、自ら暴露すなわちカムアウト(come out)するか、露見しない限り、社会的にはゲイとは見なされない。そして、カムアウトするか、クロゼット(closeted/ the closet自らのセクシュアリティを隠すこと、隠す者たち)であり続けるかは、ミルクの当時も現在も、個人に押しつけられた選択の問題であり続けている。そこで本章では、クロゼットとカミングアウト(カムアウトすること)、そして、近年、ゲイをめぐるアメリカ政治で論争を呼んでいるアウティング(outing クロゼットがゲイであことを社会に暴露すること)の三つの言葉を手がかりとして、現代アメリカ社会においてセクシュアリティが政治化していることの意味を考えてみたい。

『平和と和解の思想をたずねて』

『平和と和解の思想をたずねて』

平和とは何か。和解とは何か。現代の社会科学は何を思考しうるか。新たな思想領域をひらこうとする研究者たちが課題に向き合う──一橋大学社会学研究科「平和と和解の研究センター」関係教員たちによるオムニバス講義から生まれた論集です。中野は戦争の記憶をめぐる日本・フィリピン関係について自らの研究をふり返る論考を書かせていただきました。

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