アメリカの戦争と在日米軍

アメリカの戦争と在日米軍社 会評論社から島川雅史編『アメリカの戦争と在日米軍:日米安保体制の歴史』が刊行されました。南山大学アメリカ研究センター・シンポジウム「安保体制の中 のアメリカ軍基地の役割」報告(南山大学名古屋キャンパス、2002年11月16日)をふまえて、日米安保体制の戦後史を論じたこの論文集で、中野は門外 漢ながら「フィリピンの米軍基地問題:植民地期から1992年まで」の章を担当しました。米国の軍事安全保障政策のなかで必要不可欠とはみなされてこな かったがゆえに1992年の基地撤去が「可能」となった経緯を通史として論じることにより、日本の基地問題・日米安保体制との違いが結果として浮き彫りに なればと思って書きました。この問題については伊藤裕子氏(亜細亜大学)が精力的に研究を展開されていますので、本論文でも大いに参考にさせていただきま した。

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