告発される電子選挙不正 black box voting

電子投票機械の選挙不正を糾弾し、紙による投票用紙準備の義務づけを訴える運動のウェッブサイトを紹介します。  Black Box Voting http://www.blackboxvoting.org/ なぜこんなサイトがあるかというと・・・。 全米のカウンティの数は3033。いわば3033通りの選挙があると書きました。 でも、投票用紙の種類はもっと多くなります。 空白の投票用紙に自筆で候補者名や政党名を記入する日本と違い、アメリカでは、あらかじめ候補者名や投票項目が印刷された投票用紙を使います。しかも基本的には「ひとつ」の投票用紙に複数の、10項目以上にわたる公職選挙や住民投票案件の投票事項が印刷されています。この内容がカウンティ毎に異なってきます。 しかも国政(連邦)選挙の選挙区(下院議員)とカウンティは一致していません。カウンティのなかで複数の投票用紙を準備する必要が出てくることがあるのです。 こうして、目眩がするような種類の投票用紙が必要になってきます。投票する有権者の側もたまったものではありません。1回の投票に大変な時間がかかってしまいます。しかも集中力が必要とされるのです。   このような問題を解決するために、機械による投票が第二次世界大戦後のアメリカでは普及してきました。これまた様々の種類のユニークな投票機械が制作されてきたのです。  近年は電子投票(機械)が急速に普及してきました。複雑多様な投票用紙をこの際廃止して、臨機応変に柔軟な投票項目がプログラムできるという謳い文句に惹かれて各州・カウンティで導入が進んでいます。  その一方、紙の投票用紙が残らないような選挙をして大丈夫なのかという疑問の声もあがり、また実際にプログラム・ミスによるトラブルも頻発しています。電子投票機械のメーカーは共和党系で選挙不正に手を貸しているという風聞も絶えないのです。いや、風聞とは言えません。だからこんなサイトができるのです。  電子投票機械の選挙不正を糾弾し、紙による投票用紙準備の義務づけを訴える運動のウェッブサイト Black Box Voting http://www.blackboxvoting.org/

アメリカの選挙はカウンティ毎に見ないと分かりません

全米の各州・各カウンティ(郡)がどんな方法で選挙をしているかを知ることができるサイトを紹介します。 http://www.electiononline.org トップページ http://www.electionline.org/Default.aspx?tabid=1099 州別選挙方法ガイド なぜこんなサイトがあるかというと・・・。 2000年選挙のフロリダ州パームビーチでの誤投票問題や2004年選挙のオハイオ州における投票設備の不足問題が示すようにアメリカの公営選挙は各州さらには各郡(カウンティ)が独自に選挙を運営する仕組みが建国以来採られています(全米には3033にのぼるカウンティがあります。全米のほとんどの州においてカウンティは自治・行政の単位となっています)。選挙のやり方も3033通りあることになります・・・。

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