ペニンスラ・ホテル騒動で起訴

ペニンスラ・ホテル騒動で「反乱罪」で起訴された人々は下記の通りです。

アロヨ政権打倒運動の経緯

「ペニンスラホテル」騒動で再びフィリピン・アロヨ政権打倒運動と政権側の反政府運動弾圧の攻防劇が注目を集めました。ここでアロヨ政権打倒運動の過去の経緯を整理しておきましょう。 2003年7月27日 300名以上の国軍兵士がマカティ市アヤラ・センターの高級ホテル、オークウッド・プレミエに立てこもり、アロヨ政権の腐敗に抗議。オークウッドの反乱(Oakwood Mutiny)と呼ばれる。首謀者は、Gerardo Gambala陸軍大尉とAntonio Trillanes海軍大尉。事件と裁判を通じてアロヨ政権と軍の不敗を告発したTrillanes大尉はアイドル的な人気を得て、2007年の上院選挙に出馬・当選した。

平和と和解の研究センター「南京事件とマニラ戦」レクチャーのお知らせ

日中戦争が全面化した1937年のいわゆる「南京事件」と、アジア太平洋戦争の末期に日米が戦った唯一の市街戦となった1945年2月~3月の「マニラ戦」は、その実像と記憶そして和解をめぐって、ある意味で対照的で、またある意味で相似した、深く関連する課題と争点を内に抱えてきた問題です。このセミナーでは、今日では知られざる存在とさえなった観がありながら、記憶の回復が始まりつつある「マニラ戦」と、長年にわたる記憶の政治の焦点となってきたがゆえにますます和解の模索に困難な条件を抱えているように見える「南京事件」を比較対照しながら、過去の戦争をめぐる真実と和解をめぐる課題を検討します。 中野は「マニラ戦の実像と記憶」をめぐる研究プロジェクトに関連してマニラ戦問題を俯瞰する報告を行い、スペイン・アジア関係史で知られるフロレンティーノ・ロダオ教授には、2004年の列車爆破事件まではスペイン人が経験した最大のテロ事件としての意味を「マニラ戦」がもっていたことなどを中心にスペインとアジアにおける第2次世界大戦の展開の関係を論じていただき、「南京事件」研究の第一人者・笠原十九司教授には、南京事件70周年をめぐって氏を中心に世界各地で開催してきた南京事件国際シンポジウム企画を中心に、世界から見た南京事件について論じていただきます。 10:30am-12:30pm 映像資料の上映とディスカッション(司会・中野聡) 13:00pm-14:30pm 中野聡(CsPR共同推進メンバー)「マニラ戦とその記憶」 14:45pm-16:15pm フロレンティノ・ロダオ(マドリード・コンプルテンセ大学教授)「スペインとアジアにおける第二次世界大戦」 16:30pm-18:00pm 笠原十九司(都留文科大学教授)「世界から見た南京事件」

平和と和解の研究センター 渡辺治講演会がオンラインで聞けます

レクチャー・シリーズ第5回は、「平和と和解の研究センター」の共同推進メンバーの渡辺治教授による講演でした。 この講演の模様を「平和と和解の研究センター」は下記ウェッブサイト上で公開しました。どうぞお聞き下さい。  http://cspr.soc.hit-u.ac.jp/audio-ja/japanese/Watanabe2007-10-05-1.mp3/view Size: 71.5 MB Filetype: MP3 (audio/mpeg) Bit rate: 96 Kbps Frequency: 44 Khz Track length: 01:42:18 (hh:mm:ss) レクチャーに向けた渡辺治さんからのメッセージです。 私は、戦後の日本の国家のあり方に大きな影響を与え、また平和意識、平和運動の独特の形成展開にも影響を与えている憲法、とりわけ9条の成立、その改正をめぐる歴史的過程を勉強してきました。とくに1990年代に入って以降の改憲の動き、それをめぐる政治過程に危機感を持ち改憲反対のためにできることをやっています。また、戦後日本の平和意識や「小国主義」政治に刻印を捺した戦後平和運動、護憲運動の独特のあり方、その長所と限界にも関心があり勉強しています。このレクチャーでは、「憲法9条の改正で日本とアジアは平和になるのか?」というタイトルで、現在政治課題として浮上している改憲論の言説を取り上げて、それを批判的に検討し、9条改憲の真のネライを明らかにしたうえで、9条のもつ意味を改めて検討してみたいと思います。

歴史経験としてのアメリカ帝国

歴史経験としてのアメリカ帝国

第24回大平正芳記念賞を受賞しました(2008.6.12) →選評(山影進氏) 朝日新聞書評欄(2007年11月25日掲載)・評者:赤澤史朗氏 紀伊国屋書店/書評空間(早瀬晋三氏書評ブログ) 岩波書店購入ページ 岩波書店から、『歴史経験としてのアメリカ帝国――米比関係史の群像』を上梓いたしました。本書は過去10年の私の米比関係史研究を全くのフリースタイルでまとめなおし、書き下ろしたものです。

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