丹波マンガン館の7300日



丹波マンガン記念館は、初代館長の李貞鎬氏によって1989年5月に開館され、2009年5月に財政難で閉館を迎えるまでの20年間、強制連行、強制労働、戦後補償の問題など、丹波マンガン炭鉱における「日本の加害の歴史」を展示してきました。本講演会では、丹波マンガン記念館の館長で再建委員会理事長の李龍植氏をお招きし、丹波マンガン記念館の20年の歩みと再建に向けた取り組みについてお話しいただきます。
2010年11月12日(金曜日)
於 東京都国立市 一橋大学東キャンパス・マーキュリータワー3405室
プログラム:
16:20~17:20 講演(映像資料の上映含む)
講演者:李龍植(丹波マンガン記念館再建委員会 理事長)
17:30~18:30 討論
討論者:崔誠姫(一橋大学大学院 博士課程)
講演者紹介:
1960年京都府北桑田郡弓削村の飯場に生まれ、京都府北桑田郡京北町の地元小中学校、弓削小学校のち周山中学校を卒業。1976年地元の北桑田高校に入学。1979年マンガン鉱山採掘夫で採掘に従事。1980年よりじん肺のボランティアのち労災センターで労働災害の支援団体勤務。1981年より1983年までマンガン採掘に従事。1984年硅石鉱山、金鉱山、タングステン鉱山、長石鉱山、の採掘に従事。1985年大阪市所在の大和興産(株)営業職に従事。1986年丹波マンガン記念館建設開始。1989年丹波マンガン記念館開館。1995年丹波マンガン記念館館長に就任。2001年丹波マンガン記念館 をNPO丹波マンガン記念館 とし副理事長に就任。2004年NPOネットからすま理事に就任1年後離任。2006年白頭鉱業(有)代表取締役に就任。2008年全国人権資料展示ネットワーク代表に就任。韓国大統領賞国民褒賞叙勲。2009年韓国江原日報社、江原道(カンウォンドウ)知事賞、DMZ平和賞受賞。2010年全国人権資料展示ネットワーク代表を離任。2010年丹波マンガン記念館再建委員会理事長就任。