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(1) 著書 単著 1. 『フィリピン独立問題史──独立法問題をめぐる米比関係史の研究(1929-1946年)』(龍渓書舎、1997年1月15日)、全383頁。 1934年独立法で定められた独立の期日と諸条件の変更、すなわち独立法改正問題を中心とする米比関係史を検討することにより、1930年代からアジア・太平洋戦争に到る国際環境のなかで独立への道を歩んだフィリピンの国家形成史において、非植民地化の契機がむしろ失われてゆく過程を明らかにした。アメリカ学会清水博賞受賞(1997年)。

現代歴史学の成果と課題第4次−3

現代歴史学の成果と課題(第4次)全3巻が刊行されました

歴史学研究会より、『現代歴史学の成果と課題(第4次)』全3巻が刊行されました。第1次(1974年)、第2次(1982年)、第3次(2002年)に引き続き、「認識論的な問いと新自由主義という時代状況が重なる」2001年〜2015年までの現代歴史学の展開を主たる対象として、歴史学の方法,世界史像,歴史実践を中心軸に,歴史学の現在とその課題を照射することをめざしています。私は第3巻『歴史実践の現在』のなかで、「歴史修正主義とのたたかい」をめぐって、「歴史修正主義とその背景」と題して、日本とヨーロッパにおける歴史修正主義問題の展開を論じました。

Paper published: Methods to Avoid Speaking the Unspeakable

Paper published: Methods to Avoid Speaking the Unspeakable

Methods to Avoid Speaking the Unspeakable: Carmen Guerrero Nakpil, the Death of Manila, and Post-World War II Filipino Memory and Mourning. “Methods to Avoid Speaking the Unspeakable: Carmen Guerrero Nakpil, the Death of Manila, and Post-World War II Filipino Memory…

東日本大震災・福島原発事故と歴史学研究会

東日本大震災・福島原発事故と歴史学研究会

揺れ始めたとき、私は東京都国立市(一橋大学キャンパス)に居ました。そのときは原発事故を知る由もありませんでしたが、いつまでも、いつまでも、いつまでも終わらない揺れに、たぶん生まれて初めて「大自然への畏怖」を感じた経験でした。あのとき私が事務局長をつとめていた研究者団体・歴史学研究会の震災・原発事故への対応についてまとめた文章を震災5周年を期して掲載します。(写真は2012年1月1日、名取市閖上・日和山からの景色)

岩波『世界』880(2016年4月)号:天皇フィリピン訪問が意味したこと

岩波『世界』880(2016年4月)号:天皇フィリピン訪問が意味したこと

小文を寄稿しました。本誌ともどもお読みいただければ幸いです。 「天皇フィリピン訪問が意味したこと」『世界』880(2016年4月)号:29-32頁。  

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