中田マニラで子供たちとストリート・サッカー

中田英寿(オフィシャル・ウェッブサイト)が引退後の初めての公式行事で姿を現したのがフィリピンのマニラということで話題を呼びました。くわしい記事がありましたのでリンクを載せておきます。 フィリピンはバスケットボールの国です。サッカーのような広い競技施設を確保するのはなかなか難しく、普及していません。そこでフィリピンでは、貧しい子供たちが楽しめるようにストリートでできるミニ・サッカーを広げていこうとする動きがあるようで、中田はそこに一役買ったわけです。パサイ市(オフィシャル・ウェッブサイト)のロザリオというバランガイ(いちばん小さな行政単位)ということだから、本当の下町に行ったのですね。ただ一番の目的はサッカーではなかったのですね。中田はUNDP国連開発計画の招きで世界各国の社会問題についての自分自身の意識を高めようとしている。フィリピンにはゴミ処理問題の勉強に来て、このロザリオというバランガイにも地元がやっているエコロジカルなゴミ処理プログラムの視察に来たということのようです。 フィリピン・デイリー・インクワイアラー記事 http://newsinfo.inq7.net/inquirerheadlines/sports/view_article.php?article_id=29875  

日比FTA協定批准難航か 上院から批判

日本へのフィリピン人介護士(ケア・ワーカー)受け入れで注目を浴びた日比FTA協定ですが、条約批准権限をもつフィリピン議会上院で、産業廃棄物のフィリピンへの「輸出」を認めることなどをめぐって批判の声が強まっているようです。わずか24名で構成されるフィリピン議会上院が、とくに外交政策・条約をめぐってもっている強い権限は、どの政権にとっても泣き所となってきました。1院政議会と議院内閣制への移行を目論むアロヨ政権が推進している改憲論も、その背景のひとつにはこの上院問題があります。一方で産業廃棄物を日本がフィリピンに垂れ流していることへの批判はもっともです。この問題はどのように展開してゆくのでしょうか。FTAを成功させるためにフィリピン大使となったといっても過言ではない山崎大使にも頭の痛いところでしょう。 フィリピン・デイリー・インクワイアラー記事 サンチャゴ上院議員、アロヨ政権にFTA協定見直し求める 2006/11/1 アロヨ政権FTA協定批准で上院をバイパスするのではないかとの懸念の声 2006/11/11  

アメリカの選挙はカウンティ毎に見なければわかりません(続)

アメリカに3000以上あるカウンティが、それぞれに選挙を運営していることを紹介しましたが、その続きです。 あてずっぽうにグーグルして出てきたカウンティを例にとってみましょう。フロリダ郡のシトラス・カウンティです(リゾート気分のところですね)。http://www.votecitrus.com/content.aspx?id=228&s=228    ここの場合、投票所が一カ所ずつ設けられている投票区(precinct)で見て、3種類の投票用紙・バロットがあることが分かります。下記をそれぞれクリックすると、見本投票用紙(サンプル・バロット)が出てきます。PDFファイルです。いかに1回の投票でたくさんの候補者や住民投票事項に投票しなければならないのかがよく分かります。大統領選挙のときは、これらの用紙の冒頭に大統領・副大統領候補欄が加わるのです。 どの候補者も、共和党・民主党・その他の順になっているのは何となく不公平な感じもします。これはこのカウンティでは共和党の登録人口が民主党のそれを上回っていることを理由にしているようですね(冒頭のページを見るとわかります)。実際の選挙では登録通りに人々が投票するわけではありません。とはいえ、迷ったり面倒くさがっている有権者のなかには、機械的に1番目に投票する人も多いだろうから、共和党有利ではないかと勘ぐってしまいたくもなります。 Sample Ballots General Election 2006 Sample Ballots All Precincts except 105, 409 & 410 City of Crystal River Precinct 105 only  City of Inverness Precincts 409 and 410 only  

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