マイノリティの市民権戦略と記憶の政治

マイノリティの市民権戦略と記憶の政治

公民権運動の時代以後、展開してきたアメリカ合衆国におけるマイノリティの政治は、記憶や歴史認識と深く結びついて展開してきています。まず代表的な3つの集団についてのリンクを紹介しておきます。 1.アフリカ系アメリカ人 1950年代から60年代にかけての公民権運動は、それじたいは、植民地主義や奴隷制に対する謝罪や補償を求めるものではありませんでした。しかし、そこから派生した「歴史の見直し」の動きは、過去に差別/抑圧/虐殺された(民族)集団についての集合的記憶を公的レベルで修正し、保存し、顕彰してゆくパターンの先駆けとなりました。

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