『アメリカ史研究入門』

『アメリカ史研究入門』

有賀夏紀・紀平英作・油井大三郎編『アメリカ史研究入門』山川出版社、2009年12月。 1974年に出版された旧版を全面的にあらためた、現代日本におけるアメリカ史研究の水準を示す入門書です。中野は橋川建竜氏と共著で、「アメリカ史研究文書館案内」を執筆させていただきました。  

映画「ミルク」が背負うもの─生きるためのゲイ権利運動─ キネマ旬報2009年5月上旬号39-40頁掲載

『キネマ旬報』2009年5月上旬号に掲載させていただいた原稿を、若干の加除訂正およびウェブ・リンクなどの参考情報を付して公開させていただきます。執筆の機会をいただいた『キネマ旬報』に感謝申し上げます。 キネマ旬報2009年5月上旬号39-40頁掲載 映画「ミルク」が背負うもの─生きるためのゲイ権利運動─ カミングアウトの選択は、現在も個人に押しつけられている 無残な殺害事件から30年を経た2008年11月、映画『ミルク』が全米で公開された。ハーヴィー・ミルクを恩師と仰ぐゲイ権利運動家で、映画監修にも協力したクリーブ・ジョーンズは、十数年越しの企画実現に感慨無量の思いを折々のインタビューで語っている。そこからは、『ミルク』が、アメリカのゲイ権利運動にとって失敗が許されない、言わば映画以上の役割を負わされた映画であることが伝わってくる。その背景には何があるのだろうか。

景気刺激法でフィリピーノWW2ベテランに米軍ベテラン手当を一時金支払いへ

オバマ政権下で初めて成立した法案である「2009年アメリカ景気回復再投資法American Recovery and Reinvestment Act of 2009」(全文はこちら)に、フィリピーノWW2ベテランに対する米軍ベテランとしての一時金支払いが盛り込まれました。 米フィリピン大使館プレス・リリース(2009年2月18日)

「植民地責任」論

「植民地責任」論

この問題を避けて近現代史そして現在を語ることはできない。文明化・近代化の名のもとに、大国がほしいままにした地域や人々の暮らし。それが引き起こした戦争や暴力、差別と貧困、そして分裂。今に続く“責任と応答をめぐる問題群”を歴史家たちが捉えかえす──中野は「『植民地責任』論と米国社会―抗議・承認・生存戦略―」を寄稿させていただきました。

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