フィリピン共和国債権格付け「安定的」に格上げ

フィリピンに辛いことで(フィリピンで)知られる格付け会社のムーディーズがフィリピン共和国の債権を「安定的(BBB)」に格上げしたことがフィリピンで大きく報じられています(フィリピン・デイリー・インクワイアラー記事)。日本の格付け機関(日本格付け研 究所)もすでに同様の格上げをしています。アロヨ政権はあいかわらず不人気で政情も不安定なのに経済が底堅く推移しているのは、あいかわらず海外出稼ぎ労 働者や移民からの送金を第一の功労者としつつ、税収の伸びや消費にも支えられているようです。まだ行ってませんがマニラ湾沿いにできたモール・オブ・エイ ジアはすごいようですね(日本格付け研究所のフィリピン評価)。

中田マニラで子供たちとストリート・サッカー

中田英寿(オフィシャル・ウェッブサイト)が引退後の初めての公式行事で姿を現したのがフィリピンのマニラということで話題を呼びました。くわしい記事がありましたのでリンクを載せておきます。 フィリピンはバスケットボールの国です。サッカーのような広い競技施設を確保するのはなかなか難しく、普及していません。そこでフィリピンでは、貧しい子供たちが楽しめるようにストリートでできるミニ・サッカーを広げていこうとする動きがあるようで、中田はそこに一役買ったわけです。パサイ市(オフィシャル・ウェッブサイト)のロザリオというバランガイ(いちばん小さな行政単位)ということだから、本当の下町に行ったのですね。ただ一番の目的はサッカーではなかったのですね。中田はUNDP国連開発計画の招きで世界各国の社会問題についての自分自身の意識を高めようとしている。フィリピンにはゴミ処理問題の勉強に来て、このロザリオというバランガイにも地元がやっているエコロジカルなゴミ処理プログラムの視察に来たということのようです。 フィリピン・デイリー・インクワイアラー記事 http://newsinfo.inq7.net/inquirerheadlines/sports/view_article.php?article_id=29875  

日比FTA協定批准難航か 上院から批判

日本へのフィリピン人介護士(ケア・ワーカー)受け入れで注目を浴びた日比FTA協定ですが、条約批准権限をもつフィリピン議会上院で、産業廃棄物のフィリピンへの「輸出」を認めることなどをめぐって批判の声が強まっているようです。わずか24名で構成されるフィリピン議会上院が、とくに外交政策・条約をめぐってもっている強い権限は、どの政権にとっても泣き所となってきました。1院政議会と議院内閣制への移行を目論むアロヨ政権が推進している改憲論も、その背景のひとつにはこの上院問題があります。一方で産業廃棄物を日本がフィリピンに垂れ流していることへの批判はもっともです。この問題はどのように展開してゆくのでしょうか。FTAを成功させるためにフィリピン大使となったといっても過言ではない山崎大使にも頭の痛いところでしょう。 フィリピン・デイリー・インクワイアラー記事 サンチャゴ上院議員、アロヨ政権にFTA協定見直し求める 2006/11/1 アロヨ政権FTA協定批准で上院をバイパスするのではないかとの懸念の声 2006/11/11  

1945年2月10日 マニラ戦 マラテ教会事件

エルミタのマラテ教会に避難していた市民・司祭のうち男性全員(20名)を日本軍が連行して、全員を殺害したとされています(連行後の殺害であり、目撃者はいません。特定できる遺体は回収されませんでした)。 犠牲者にはコロンバン修道会の修道士で司祭のJohnny Heneghan, Pat Kelly, Joe Monaghan, Peter Fallonが含まれていました。4人ともアイルランド人でした。日本軍占領下ではサント・トマス民間人収容所やカバナツアン捕虜収容所に収容されていたアメリカ人カトリック教徒の救援に尽力し、Pat Kellyには連邦政府から自由勲章が、戦後贈られています。      

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