(改訂版)査証なし移民(Undocumented Immigrants)とアメリカの市民権構造・市民権戦略
現代アメリカ経済が、その底辺を査証なし移民(undocumented immigrants)によって支えられ、さらに合法移民・帰化市民に人的資源を大きく依存してることは言うまでもありません。 その一方で、移民とりわけ査証なし移民によって「アメリカ人」の給与・所得・生活水準が切り下げられている、あるいは脅かされている、さらにはアメリカの国民統合が危機に曝されている、あるいは国民統合の中核となるべき価値が変質してしまうという反発や警告も、歴史のなかで繰り返されてきました。このような状況のもとで、アメリカに居住し、あるいはアメリカに帰化して市民権を取得することでさまざまの問題を解決しようとしてきた人々(移民)は、どのような市民権戦略をとってきたと言えるでしょうか。現代アメリカにおける移民問題の焦点となっているヒスパニック系の人々に注目して考えてみたいと思います。
Hilary, Obama, EdwardsがColbert Reportに出演
「フェイク・ニュース」が「フェイク」でなくなる、劇場化したアメリカ政治を象徴するような一夜でした。ペンシルヴェニア予備選を翌週に控えた4月17日の放送で、人気番組「コルベア・リポート」に、民主党予備選を戦うヒラリー、オバマそして前候補のエドワーズが勢揃いしたのです。 まずはヒラリーが、放送トラブルを解決すると言って突然登場。経験不足のオバマに対して「問題を解決できる」「午前3時に電話がかかっても大丈夫」とキャンペーンする自分自身を風刺する余裕を見せました。 このあと「今度の選挙の鍵は白人男性」ということで、すでに予備選からリタイアしたエドワーズが出演、ワーキング・プア問題を前面に出した選挙戦を戦った一方でジェットスキーを楽しむ高収入エリート弁護士とも評される自分を茶化す余裕を見せました。 最後に出たオバマ氏はやや対応が生真面目過ぎたかもしれません。 下記New York Timesでもくわしく紹介しています。iTune Shop (US) でもエピソードを買うことができます。 http://thecaucus.blogs.nytimes.com/2008/04/17/clinton-on-colbert-report/
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